chilblains
寒い冬がようやく終わりに近づいて日中はポカポカ陽気の日があると流石晴れの国岡山だと思わされます。
それにつれてレッスンではこんなキッズが出てきました。
痒いよ~ 涙
特に年齢の低い子供たちです。体が温まると足指にできた霜焼けが痒くて堪らない、レッスンになんて集中できない程の痒さです。割合暖房がよく効いているいる昨今の住宅事情としては霜焼けになる子供さんの数も減っていると思いますが、それでもなる子はなる。
私も末端冷え性が酷すぎて子供の頃は足、手、耳まで霜焼けになっていました。チンチン膨れになり、その痒さはもう筆舌に尽くしがたい。言いすぎでしょうと思う人もいますが1つ2つではなく数えると数十も霜焼けができていた私はそれが一気に痒くなると悶絶していました。
授業なんか聞いていられない、椅子に正座してお尻で足指を圧迫して痒みを少しでも抑えようと必死。氷水のバケツにでも足を突っ込みたいくらいでした。
レッスンで体が温まって霜焼けが痒くなってしまったキッズはレッスンに居られず「痒いよぅ」と言って訴えます。その子の靴下を脱がせ、痒くて腫れた足指を冷やしてやります。その足指を冷やしてやるのに私の冷たい手が役に立つこと。我が子ではないけれどこんな可哀そうな状況の子を放っておけるわけがない。
親御さんの中には霜やけを知らない方もいらっしゃり、子供さんが足指をぶつけて腫らせてしまったと思っていた方もいました。この霜焼けですが、かなりの確率で遺伝・隔世遺伝するので同じ寒い環境下にいてもなる子はなるのです。
今はなんと内服薬や塗り薬があります。私の頃にはそんなものはない(あっても親が医者へ連れていくわけがない、自然治癒するまで放置)。細い針を患部に刺して悪い血を出すという荒治療を我が家では敢行していました。
そういえば最近は赤ほっぺの昭和な子も見なければ、しもやけの子も見かけないようになりました。こたつも持っていない、使ったことがない子が沢山です。画像の炬燵はどちらもこたつ。モダンな素敵なものは本当に素敵。ですが私の記憶のこたつはこんな赤毛布の炬燵です。センスの欠片もありません。そうそう、こういうの!とうなずくそこのアナタ、昭和人ですよ。近い将来「昭和な子」という表現が使われなくなるでしょう。私にとって平成はまだまだ最近です。