wet or dry

猛烈な暑さの8月前半からお盆にかけてが終わりました。まだ35度予報は続いているので「暑さ寒さも彼岸まで」ということでしょうか。NEOも来週からまた開始です。

そんな中、あまり遠くないところへひとっ飛びして、マレーシアの中でもクアラルンプールのような都会ではなく、いくつかある島のうちのボルネオ島へ行ってきました。胃腸があまり強くないので東南アジアは決して得意ではないのですが、その中でも割に大丈夫なところを選んでいます。

現地の人は笑顔は簡単に見せてはくれませんが、無言の中にも親切さ有りです。現地料理もよし。暑さも日本よりマシ。

そんな中で書かずにはいられないのがお手洗い事情です。洋式トイレよりも多いのが「しゃがむ様式」です。英語ではsquatting styleと書かれています。「和式」ではないのです。

中国、韓国、台湾、シンガポールでもしゃがむ様式のお手洗いは見てきましたが、このイスラム圏の方はちょっと様子が違う。ワクワクです。個室内に壁からホースが出てきている…。水の入ったバケツとどでかい柄杓もどきがある…。何に使うのか不明。紙がないのは当たり前…。極めつけが床がびしょぬれなことです。しゃがみこむのに床がこんなにびしょ濡れだと服の裾が濡れてしまうぜ、と毎回つぶやきながら入っていました。

とある公衆トイレでは中に入るとさらに入口が2つに分かれていてWetとDryに書かれていました。事情を知らない人にしてみたら「何がdry?」と思うかもしれません。つまりイスラム式トイレかそうでない洋式かという意味でした。

私と同じようなことをみんな思うのですね。帰国後に調べたらありました。的確に書いてくれたある日本人のブログを見つけて納得です。

https://asenavi.com/archives/15782

ホースの水は体を清めるためらしい。どの部分かは詮索しないことにしますが、びしょびしょになった部分を何で拭くんでしょうか。思わず現地ガイドさんに聞いたのですが、彼もよく知らないとのこと。男性と女性ではどうも事情がちがうのでしょう。

因みに、しゃがむ様式のトイレでは日本の場合はドアに背を向けてしゃがみますが、他所の国ではその逆が主流です。

いや、ドアを閉めてしまったら誰もどっちの方向を向いて用を足そうと咎める人はいないので別にいいのですよ。ですが、ひとまず海外の場合であればドアに向かってしゃがむことをお勧めします。理由はいろいろあるようですが、私の経験ではドアをいきなりバーンと開けられたことが複数回あるので、その時にしゃがんでいる自分の顔を見られるのがいいのか、その反対を見られるのがいいのか…。

実際にドアに向かってしゃがんでいたら、ドアをバーンと開けられてしまったこと、有りです。万里の長城でのトイレでした 笑

toilet.jpg
AyumiComment