うさぎ おいし かのやま~
とこの童謡を聴くと、歌詞の意味が不明だから漢字を調べてやっと意味がわかったという人もいるのではないでしょうか。
兎 追いし かの山~
この曲の題名は何でしょうか。
正解は「故郷」です。問題はこれの読み方ですが、多くの人が「ふるさと」と読むでしょう。では「ふるさと」を漢字で書くならどう書きますか?
小学2年生の漢字練習問題に出題されていたのを見て、私の目は違和感で満載でした。ここまで読んだ人はもうわかるやもしれません。出題されていたのは、ふるさとの漢字を「古里」としていました。
どうやら最近の新聞ではふるさとに充てる漢字は「古里」と表記するそうです。「故郷」という漢字が書かれたら「こきょう」と読ませるそうです。
「古里」と書かれたら、自分が生まれ育った故郷ではなく、鄙びた里しか思い浮かびません。。
とはいえ、今の時代に「ふるさとへ帰る」という表現ももうしませんね。「地元へ帰る」でしょうか。英語にするといずれもhometownとなってしまいますね。
関東で生まれ育った従姉妹たちが、夏に岡山へ来て言ったセリフがあります。「山ばっかりだね。」山は身近で当たり前すぎたのでこのセリフが私にとっては鮮明に記憶に残りました。関東平野が身近な彼らにとっては山が新鮮だったのでしょう。