a famous cat at a castle

噂の城主猫さんじゅーろーを見てきました。いえ、正しくは「備中松山城にいる猫」を見てきた、ということです。この松山城は恐らく子供の頃に行ったことがあると思うのですが記憶が朧気なので丁度いい機会でした。行ったのは3月も末、だのに最高気温が13度。430mの高さにあり風も強くダウンジャケットが要る日でしたが、それでも土曜日曜の来城者はそれぞれ400~500人もいたそうです。お城はこじんまりとしていますが細かな説明パネルが沢山ありました。残念ながらどれも英語が一切ない。日本人以外の人もちらほらいましたが折角の説明が日本語しかなかったのが痛い。

その小さな天守閣に装束の間も備えられていました。天守閣なので平素はここに城主は住まない。でも籠城の際に城主一家が住むためで、この装束の間では城主が装束を身に付ける。いざというときにはつまり白装束を付ける場であり、つまりは切腹を果たす場であるということ。なので装束の間に入るときに私は少しゾワっとしました。歴史の古いこのお城は鎌倉時代(1240年代築城)なので、いつかの城主のときには切腹をした人がいるのかもしれませんが、知りたくないです。

このお城はそれとは別の名物が居ます。猫城主でその名もさんじゅーろーと平仮名表記される猫です。Nickも数回このお猫様に会いにいっています。猫にあるまじき人懐っこさで、この猫を目当てに来訪する人も多々。赤茶の毛ですが、これが今は珍しい三毛猫だったならばこんなにおいそれとは人前に出してもらえなかったでしょう。三毛猫は日本のどこかしこで見られたのに今は数が少なくなったようです。縁起のいい毛の猫ということで招き猫のモチーフになっていますが…招き猫さえ街角では見なくなった昨今です。

AyumiComment