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先日、作家の曾野綾子さんが亡くなられました。御年93歳だったとか。同じ綾子さんは綾子さんでも、私は三浦綾子さんの作品の方が好きです。

10代の頃はもちろん漫画も好きで呆れるほどよく読んでいました。漫画を斜め読みしすぎてあっという間に1冊を読む終えてしまうと、早々に読み終えてしまったというガッカリの襲来。これを幾度も繰り返すと、もう漫画はほとほといいやと思うようになってしまいました。同じ理由で、私は古い作家さんの本が好きです。理由は、ページぎっしりに内容が書かれてあるから。最近の本は改行ばかりでページがスカスカ。読む量が少なくて物足りないのです。

本の話になったその日、私が「月に何冊本を読みますか?」とクラスに尋ねました。そこで「ひと月ですか?」というNさんの返事です。こういう反応が来る場合はひと月よりも短い単位で沢山本を読むから、1か月に読む本を数えないといけない、という人です。つまりたったの1週間でもそれなりの数の本を読むという意味です。お返事は案の定、週に5冊程読まれると。1週間は7日しかありませんよ。つまり1日1冊読み終えていることが多いという意味です。そしてその本たちはどれも買う、自宅に保管している、と言われるではありませんか!うーん、一度お宅にお邪魔したい。書斎を見せてほしい!Can I come see your study?というのを辛うじて我慢しました。

昨今の私は本を横目にYouTubeでテニスの動画と中国語ドラマばかりに明け暮れています。それでもぼちぼち読んでいるのがこちら2冊。この東野圭吾の本は至って普通でした。三浦綾子の塩狩峠は久しぶりに本棚から出しましたが、紙の変色も凄ければ印字の小ささが半端ない。同じ日本語の小説なのに、カタカナがない古い本はどうにも読んでいるとタイムスリップさせられる気分です。100均の老眼鏡をかけないと読めないのが痛いところです。

AyumiComment