For here or to go?
暑くて外へ一歩でもでるのが躊躇われる日本の夏がきました。本日の予報は39度。その灼熱がくる前に、人に誘われてタイ料理を味わってきました。その名も「カオサン」です。カオサンと言えばタイのバンコクで有名なカオサン通りです。私はこのタイのカオサン通りで食事をしたら20分ですぐにお腹を壊したことがあります。
岡山のこのレストランは小さいですが従業員さんは皆さんタイの方の様子。お客さんの中にもタイの方がいらっしゃいました。出てくるものはどれも美味しく、持ち帰りもできるというので、私は持ち帰りでパッタイを注文しました。米粉で作られた麺が旨い。写真がそれです。入れ物が思った以上に日本っぽく、まさかタイ料理が入っているとは感じられません。ここで私の頭に浮かんだのは「折に詰める」という表現です。我ながら書いていて何とも古臭い印象がぬぐえません。
この表現は英語にだってあります。持ち帰り用で(食べ残しを)詰めてもらう場合のdoggy bagという言葉です。昨今そんな単語を使う人はいないでしょう。
英会話を習っている人ならもう知っていますが、持ち帰りのテイクアウトという表現です。アメリカ英語圏であればto go、イギリス英語圏ではtake awayを一般的に使います。日本語のテイクアウトのもとになったtake outという言葉も使えますが文脈がないといきなり使うのは厳しいです。私は"For here or to go?"(店内でお召し上がりですか?持ち帰りですか?)を聞くたびに、中学1年生で習う単語ばかりが並んでいるにも関わらず単語がどれも短すぎて音の同化が激しく聞き取りづらい、初級者泣かせの英語だなぁと思うのです。
因みにこのパッタイの持ち帰りですが、一緒に添えられていたのが唐辛子とあと1つ。なんと砂糖でした!