my xxth birthday
先日は私の誕生日でした。10月後半の過ごしやすい時期で1年の中でも一番好きな時期です。生徒さんや友人たちが誕生日を目指して色々なものを持って来て(贈って)くれました。いやしんぼの私にピッタリ、プレゼントの応酬ならぬ食べ物の応酬です。私を知って下さっている人たちからは好物の餃子を始め中華料理。誕生日ケーキにドーナツ。アップルパイやらチョコレートやらブラウニーやら。驚くことにすぐ年下の実弟からも和菓子が届きました。
私は3人年子の中間子。年子を3人も抱えた母の苦労はそれはそれは大変だったらしく、加えて私が夜泣きの女王だったので母は育児の期間は気が狂いそうだったそうな。妙齢をとうに過ぎた今では誕生日は単純に祝うものではなく、とくと親に感謝する日になりました。自分が歳を取るイコール、親が高齢になる。
そんなワケが姉が提案をしてきました。姉と私の休みを合わせて親とどこかへ日帰りで連れて行こうよと。提案してきた行先は鳥取砂丘、そこにある砂のミュージアムです。親と、姉と、家族で遠出をするなんて何十年ぶりでしょう。同じ県内に住んでいるとわざわざ一緒に出掛けることなんてないのです。
今年の砂のミュージアムはテーマがフランスで、砂の彫刻はかなりの見ごたえがありました。接着剤、凝固剤は一切なし。枠に入れた砂を水と混ぜ、押し固めたものを彫刻しているのです。ドレスの質感やレースの繊細な彫は感心するばかりなり。我が父は速攻で砂を触ろうとして家族に窘められる。私たちが入館してから続々と観光バスが到着しました。出てくるのは日本人以外の観光客たちです。インド系からヨーロッパ系まで色々な方々です。まさかこんな場所に来られるとは。恐らく訪日は初めてではないのでしょう。
でも。横っ風と雨の叩きつける砂丘ではどうにもなりません。私の雨女の実力をしっかりと発揮した1日でした。不在にしていた岡山は雨が止んでいたそうです。そんなもんです。