Act of kindness

ふと載っていたネットニュースの他愛ない内容に目頭が熱くなりました。

高校時代の親友が「お弁当(の量)が多くて食べきれんから手伝って」と言うので、何年も食べるのを手伝ってあげていた。と思っていたら実は違っていたという内容です。高校にお弁当を毎日持って行けるわけでない台所事情の家庭に育ったトピ主さん。時には昼ご飯がなかったトピ主さん。そんな彼女の親友さんが自分のお母さんにお願いをしてかなり余分な量をわざとお弁当に入れてもらったそうです。トピ主さんも食べられるように。

頭を使い、そのお弁当をトピ主さんへ出す際に「うちのオカンはお弁当を残して帰ると悲しむから一緒に食べるのを手伝って」という真っ赤な嘘までつき、トピ主さんはすっかり騙されたそう。そのトピックを見た他の方からの書き込みには、似たような経験をした人、親切をしたつもりが相手を怒らせてしまった人などの経験もありました。その中で日本らしいセリフがあったのです。「私の母はいつもこう言っていました。親切は相手が分からないようにそーっとするものだ、と」。これがなんとも超絶日本らしい。見えないところで行う親切が日本式。

欧米では人が困っていると「お助けしましょうか?」と聞いてくれます。重い荷物を持っているとさっとかけよってきて声をかけてくれる場面に遭遇した人も多いでしょう。チャリティーなどその親切の最たるもの。それを見た人が真似をして同じように親切をする。

因みに漢字で書く「親切」は「深切」とも書けるそうです。

画像のGingerbread manは中学2年生女子(のお母さん)のお手製。包みも可愛く、相手を思って包んでくれるのが嬉しいです。

AyumiComment