luck for the year

今年も新年が静かに明けました。

子供の頃は初日の出を見るために早朝寒い中たたき起こされるのが嫌で嫌でたまらなかったのですが、昭和なゲンコツおやじに盾突く勇気もなく、すごすごと布団から追い出されて出かける準備をしたものです。

今よりも娯楽が少なかった幼少時、三が日に初詣をするのは楽しみでした。足を伸ばして児島の由加山に行けるときは遠出気分が味わえて嬉しかったのですが、連れていく親はそれはもう面倒ったことでしょう。由加山の階段の数をみただけでゲッと思うもの。今の私なら絶対に御免を被りたいです。因みに由加山は神仏両方が揃っていてなかなかの荘厳さですが、参道はお店が両脇にあり目を楽しませてくれます。

大人になり億劫さを優先してしまい、昔からの風習を蔑ろにしていましたが、それが後ろめたくなった今、初日の出は諦めて氏神様のところへ初詣をします。歩く距離は徒歩5分。最高です。おみくじを引きながらちびっこ達に聞かれました。「おみくじは神社でしか引けないん?」これに即答できない情けない大人です。

家に帰りつき直ぐさまグーグル検索です。そして私にとっては驚愕の情報でした。

お寺のおみくじ:中国から仏教徒と共に伝来してきたため漢詩が元になっている。そのためお寺のおみくじには漢詩が書かれてある。

神社のおみくじ:日本独自に作られたものとされ、また神様は和歌を好むため和歌が載っていることがある。

が、それは明治時代の頃(神仏分離令ですな)にそうなったのであって江戸時代までは寺社どちらも同じおみくじを使っていたそうな。なんでも混ぜ合わせるハイブリッドが大得意な日本、さすがです。。

じゃぁ早速引いたおみくじに和歌が載っているかな?と期待して再度見たおみくじですが…和歌なんてありゃぁせん。こりゃぁ三が日の間に近くのお寺さんに行っておみくじでも引いて漢詩が載っているかを見てみねば!

AyumiComment