escape the heat
お盆が明けた直後にパッと行ってきました。稚内・礼文島・利尻島です。涼しさと、北の幸と、緑の景色を求めて行ってきました。
今回の旅は行き先からして若い人の選ぶところではありません。同じ時間帯に空港へいた若者たちはみんな沖縄行き!そのため案内してくれる先がこれまた渋い。宗谷岬へ行けば1983年の大韓航空(民間機)のロシア軍による撃墜事件やら、稚内公園へ行けば樺太からの引き上げ船の話やらその際にお国のために命を尽くした9名の乙女たちの話、南極物語の忠犬タロウとジロウとか…北の果ての目と鼻の先40キロ向こうはすぐに樺太で、運よく見えることもできました。ここ最近はたまたま明治から昭和前半頃までの本を読んでいたのですが読むだけでなくその場に来るとまた思い入れが出ます。日本の今の平和は自然にやってきたものではなくて大変な思いをした人たちのおかげであるわけです。
ちょうどお盆には終戦の特番も多くなるはずがここ近年ではその特番もめっきり減りました。我が家の男子たちはお盆に墓参りをして戦死者への追悼をするどころか日本からトンズラしています。昔は「戦争体験を聞いてこい」という夏の宿題があって祖母に尋ねたこともあります。「そがん辛いことを今更思い出したくないわぁ」と言われたましたが。この北の地への旅行の際に同行のT子さんがふと言われました。「お宅にとっては8/15は敗戦記念日か勝利記念日かどっちなのかしらね」日米ミックスの我が家も微妙ですが、一層微妙なのは日韓ミックスのご家庭でしょう。
帰岡後、早速友人から「旅行はどうだった?」と聞かれました。う~ん。景色も良かった、海の幸もとても満足だった。でもう~ん、楽しかったと単純に言うには何かが違う、申し訳ない、この唸りが今回の感想です。
デイブには北海道のSeafoodが美味しい!と伝えていますがそこにはホッケや刺身、雲丹、イクラを念頭に置いています。が英語でいうSeafoodは魚介類の中でも貝類(牡蠣、ムール貝等)甲殻類(エビ、カニ)を連想。ホッケも刺身も入らないので鼻で笑われたのでした。
因みに雨女の私はその評判に違わず、初日は暴風雨です。写真をつけました。笑ってやってください。