I'm just a next door neighbor.
犬と違い、猫を放し飼いをしているお宅もあるであろう。が、その被害を被るのはご近所さんである。もし放し飼いにしているならばせめてトイレの躾をしてからに。
我が家の周りは猫天国。どんだけの数が放し飼いにされているんだ?と言いたくなるくらい徘徊しています。二桁はいるでしょう。小さい頃に獣医になりたかったので私も動物は大好きですが、ここへ越してきてからは闊歩する猫たちに殺気を覚えます。なぜなら我が家の猫の額ほどの庭に嫌になるほどの回数の糞をされるからです。庭に限らずプランターを置けば、その中にも糞。お尻が入らないようなサイズのプランターにまで糞をします。猫の嫌うペレットを買ってきて撒いてもすぐに戻ってくる。猫の糞尿がこんなに強烈なんだと初めて知りました。
そんなある朝、ごみ捨てに出てふと見たら、猫のうちの1匹がいます。ただし、居たのは高齢のご夫婦が住むお隣さんのボロい軽トラのフロントにです。車のドアは全て閉まっていて開いていた窓からうっかり入ったという様子ではありません。今朝の予想最高気温は30度。8時前の朝はまだ涼しくとも9時を回れば朝日と共にムンムンになるでしょう。気になったのでそこから1時間待ち、再度軽トラへ戻ると猫の姿は見えません。助手席には猫の糞。意を決してお隣さんのお勝手口をノックしました。出てきたおばあちゃんに事情を説明し、一緒に軽トラのドアを開けますが確かにいたはずの猫はおらず。でも糞だけはきっちりと残っています。
「ありゃまぁ、こりゃぁ、ほんまじゃ、臭うわぁ、おとうさん、ちょっとぉ」とおばあちゃん。
そうじゃろう、こっちは毎日これを臭わされとるんじゃ、と心の中で叫びたい。肝心の猫がいないので、誰かが通りすがった際にドアにロックがかかっていないのに気づき、外へ出してくれたのかもしれません。いや、まてよ、軽トラの持ち主さんでさえ猫を入れていないのに、猫がどうやって勝手に車の中へ入れる?まさか人為的で、同じように殺気を覚えた人が夜の間に猫を放り込んだとか…?
余計な憶測をしている私に向かってそのお隣のおばあちゃんが最後にひとこと。「ご丁寧にお知らせ有難うございました。さて、どなたさんですっけ?」あ、私ですか?隣に住む者です。まだ若干9年しか住んでないんで顔を覚えてもらえていないようですね。。。