見せ方
連日海外のニュースで取り上げられているのはアメリカの大統領選挙です。
11月8日がそのXデーなのでここからは本格的に両党とも候補者1名に絞られ、テレビ討論会(presidential debate)が始まりましたね。
見た方もいらっしゃるかもしれませんが、激しいもんです。
How to present themselvesが大切で、話す内容よりも、どのように自分たちをビジュアル的に「見栄え良く」映し出すかがかなりカギを握っているようです。
堂々としていること、自信にあふれていること、余裕がみせられること。
当然服装から、全体の空間に対する体の大きさまで計算するようで、座る椅子の高さ、演説台の高さまで事前に自分に合ったものを使用したい場合は申請許可後に認められるらしいのです。
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このテレビ討論会はテレビの普及と共に広がったようですが、その前は恐らくラジオの電波を利用していたことでしょう。最初のテレビ討論会はケネディvs. ニクソンに遡るらしく、当時白黒テレビだった時代。背景が薄いグレーに対して候補者のケネディはコントラストの鮮やかな濃い色のスーツを着用し映り良し。一方のニクソンは病み上がりの上にグレーのスーツを着用したため、背景と同調になってしまいパッとしないまま。
結果、若くて自信に溢れていたケネディ候補が大統領に選ばれました。
こういったことがいいか悪いかは別にしておいても、人に与える印象は大事ですね。
さて、決戦の日という意味でXデーと日本語では言いますが、和製英語です!
D-dayですね。