Dutch
生徒さんのSさんがこんな美味しいものを持ってきてくださいました。
ダッチ・オーブンで焼いたという焼き芋です。
蜜がたくさんで甘く、ほっくりしていて、寒くなってきた夕方にぴったりです。
ちょっとだけ齧るつもりが全部食べてしまいました。
皮ごと食べ始めた私にManamiさんはびっくりしたようですが、私はできるだけ野菜や果物の薄い皮は食べるようにしています。
案の定、さつま芋の皮にも驚きの栄養分満載でした。
ダッチ・オーブンで焼いただけあり、じんわりと熱が届いているので蜜もたっぷり。
この「ダッチDutch」というのはもちろん「オランダの」というのが元々ですが、英語でのDutchという形容詞は昔から英語においてはあまりいい意味で使われない表現が多いです。
もちろんどれもマイナス表現ではないのですが、例を挙げると
go Dutch
double Dutch
などです。その昔、イギリスとオランダが競って海の向こうへ進出して行く際に互いに商業的関わりがありましたが、その際に英語に多くの「オランダの」という表現が入ったそうです。
Dutch ovenもcast iron(鋳鉄)だそうですが、本国オランダで始まったものをイギリスが持ち帰り、改良し、それを新天地アメリカへまで持っていったそうです。
ただ、領土争いなどを経験していくうちに、Dutchという言葉の意味が多少なりマイナスのニュアンスを持ってきたようです。
日本語のから揚げも「唐揚げ」と書かれてあるたびに「唐渡りなのかな?」と思わされます(笑)。