bag? back?
NEOの夏休みが始まりました。コロナのせいだけでなく酷暑すぎて外へ行く気が失せていましたが、今週は台風到来で梅雨の様相を呈しています。
我が家には五月蝿い男児たちがいるため、静かにしたい大人にとっては神経が尖ります。そんなわけで気を静めるために自宅に余っている漢字ノートで目に付く漢字を片っ端から書いていきました。
罫線があると空間認識がしやすく、なんでもそれなりに見えます。満足いく字が書けていなくても消しゴムを使うのは面倒なのでひたすら書くのみ。お盆休みの間に1冊書けそうです。お習字となると半紙には目印になる線がないから硬筆と比べてハードルが高い。だからお習字の方が本当の集中力が養えるんでしょう。
筆跡はその人の性格や傾向を映しやすく、レッスンでの宿題をしてくるキッズの筆跡もある程度記憶に残っています。大人しそうな印象でも英語を書かすと筆圧も強く枠いっぱいに書くUちゃんは意外に何ごとにも動じない。自発的に発言をしないから講師が当ててようやく発言するMちゃんの字は細い。けれど丁寧。
宿題の内容を確認しているとこんなあるあるもしょっちゅうです。促音(小さいツ)の後に来る濁音という組み合わせがくると、日本人の耳にはその濁音が聞き取れず清音になっています。
bagを「バッグ」ではなく「バック (back)」と書いてしまう、あれです。
bedと書かせたいのにbetと書く子は数知れず。普段から「ベッド」ではなく「ベット」と言っているのでしょう。毎回これを見るたびに「bet」(お金や命を)賭ける⇒金でも賭けるんかい?と言うと子どもたちは笑っていますが、いや、笑えんのじゃよ。ほんまに。
日本語母国語話者にとっては、柔らかい音の大和言葉と少しキツイ印象の濁音の関係性もあるのか、濁音の聞き取りが多言語より弱いかもしれません。
但し、赤の”red”を”ret”と書いてきたのにはさすがに言葉を失いました。