英会話 NEO

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the old one

久しぶりに見ました。

千円札を数枚生徒さんよりお受け取りし、上の1枚をめくったその次の2枚目が見え始めてなんだか言い難い違和感がありました。2枚目の色調が違うぞと思って全貌が見え始めた瞬間、「夏目漱石だぁ」と言ってしまいました。

千円札でお支払い下さったのですが、お手持ちのお札がぴったり無かったのでしょう、なんと使わないでおいた旧札を使われたようです。持ってきた肝心の10代の息子くんは旧札を見たことがさえないのか、私の驚きを共有する年齢ではありません。

偽造防止のために夏目漱石が野口英世になったのは2007年(平成19年)だそうです。印字のない部分が旧札には多いのでシンプルに見えます。個人的には好きでした。

偽造という単語はTOEICや英検にも出る単語として覚えておきたい単語です。counterfeitです。

語源学ではcounter (contra)が「反対」で、バスケットボールではカウンターアタック(速攻・反撃)なんてありますね。

feitは(faire)がもとになり、「作る」で、facやficも全部「作る」です。(factoryなどですね)

実際の会話ではfake money(偽金)という言い方で簡単に言い換えられるのですが、覚えておいて損はない単語です。

海外では紙幣をかなり乱雑に扱われることがあり、わざわざ財布に入れずmoney clipで紙幣を留めてポケットに折って入れている人もいます。米ドルなんかは日本の紙幣ほど幅広でないのでポケットにサクっと入れやすいものです。

日本の場合、慶事には新札をわざわざ準備するようなマナーがありますが、生徒さんが時折お支払い下さる際に新札をご準備下さることもあります。たまたまかと思ってお尋ねしたら、お月謝として払うのに銀行で新札へ替えて下さっているとのこと。

ひぇぇ~畏れ入りました。