goodies
とあるレッスンでテーマが「手順」の説明でした。
それがたまたお料理だったので今回はお料理に関してです。
日本の料理ではお野菜の灰汁抜きをするものがいくつかあります。
ごぼう、ほうれん草、茄子などなど。ところが西欧文化ではサラダがあるように野菜を生食する文化です。
同じ野菜でも西洋野菜はアジアと土壌が違うので灰汁が出にくいと昔読んだことがあります。
そのため、西洋ほうれん草は生食でサラダに入っていますが、日本だと絶対に茹でますね。
ミニサイズのニンジンを生でぼりぼり食べる姿は欧米では珍しくありませんが、日本では人参は子どもの嫌いな野菜のトップに入っています。何故なら西欧人参は甘いから。。。。
煮込み料理の際にも、chicken soupといった透明なスープを作る時でなければ欧米料理では表面に浮かんできた灰汁を取ることはあまりないようです。
そのため「灰汁」という料理用語も日本ほど浸透していないようです。せめて言うならばscumやfoam程度のようです。
昔、複数の人たちとカレーを作っていたときに、表面に浮かんできた灰汁を掬い取っていたところ、アメリカ人の男の子に言われたことがあります。
「それ、取らないで!That's all the goodies!(そこが美味しいところなのに!)」
皆さんはとりますか? 私はそのときはこっそりと掬い取りました!