結局、英語って必要ですか?
今週、中学生のTくんがボーイスカウトの世界大会が岩国であるとのことでしばらく岡山を不在するとのこと。
ちょうどテレビでも世界各国からボーイスカウトの子供たちが来日しているのを映していました。
自己紹介も英語でする必要があるし、今まで英会話を習っているので机上を離れて実践するチャンスです。
海外へ出たいと主張する子どもたちが年々低年齢かしていることは事実ですし、保護者の方が英語に対する苦手意識から子どもさを早くから英会話へ通わせることも最近は普通によくあることです。
逆に英語に困らなかった保護者の方ももちろんいらっしゃり、親子で英語に取り込んでいらっしゃる方もいます。
ただ、こんなに早くから英語をする必要が本当にあるんでしょうか?
中学校から英語を始め、興味のある子供さんであればどんどん吸収していけます。
そんな中、こんな掲示板を見ました。英語の教員の方です。
「結局、英語って必要ですか?」
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日本人全員が英語を話せる必要なないと思いますよ。
コンピュータや他の技術と同じです。
日本にいる限り、できなくても困りません。
高度な学問も母国語で学べる国です。
外国人はたくさん入ってきますが、彼らは日本語覚えます。
英語は「窓」のようなものだということです。
窓から外の景色が見える。
なかったら何も見えない。
見えなくても別に困らないが、窓があれば、新しい景色が見える。
選択肢がひとつ増えるのは財産ですよ。
日本における英語教育の目的は、語学習得そのものではなく、異文化理解だったのではないでしょうか。
海に囲まれた島国という環境は、世界的には異質です。
世界に多くの国があり、違う文化と言葉で生きている人々がいることを教えるのが、本来の英語教育の狙いだと思います。
今の、学校でのオールイングリッシュの授業や、幼児英語教育をあおりたてる風潮は奇妙だと私も思います。
それなら学校の英語教育はすべて外国人にやってもらえばいいんですよ。
話せるようにしたいなら、40人という人数で語学教育をやる前提がそもそも大間違いですね。
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外の景色が見える「窓」が増える、という考え方はとても分かりやすいと思います。
知らなければ知らないで済む、一旦外を知ったらその先を見てみたい。どちらもアリですね。
いずれにせよ、大金を使って海外研修へ出ている子どもたちには、英語が話せる話せないに限らず目で見て体で体験してきてほしいです。