アナカンはどうしますか?
春で新学期のため忙しいことも理由の1つですが、夏休みで参加する海外研修のセットアップにも忙しい時期です。
未成年の子どもさんを語学研修へ行かせるためにも思う以上の見えない作業があります。
単純に研修へ申し込むだけでなく、未成年を一人で行かせるため受け入れ側へ提出する委任状、日本側からの証明書、外国通貨での送金手配、その控えの提出、航空券の手配。。。。。
書いてしまうと箇条書きにできますが、実際にはかなりの面倒な作業です。
「私、ホームステイにいきたい」と軽く言ってほしくないものです(笑
今回もまた海外研修に行く予定の未成年キッズたちが複数いますが、その中の一人MYちゃんは家族の中でも未成年を海外へ出されるのは初めてのこと。
せめて航空券の手配だけでもお手伝いをしていました。
未成年一人旅には「アナカン」と呼ばれるサービスがあります。Unaccompanied childの最初の部分を発音上とった呼び方です。
航空会社側のスタッフがケアをしてくれるため、入国審査や税関・検疫など手続きにも付き添ってくれ、お迎えの大人の待つ場所まで引き渡してくれます。
ただ、このサービスを申し込むためには諸々の面倒な購入方法や手続きが必要です。
今回は岡山空港⇔羽田⇔国際線となるため、かなり手間がかかります。通常は国際線へ乗り継ぐための国内線は同時購入ができ、その際は多少でも合計金額が安くなります。ところがこのアナカンをつけると同時購入はできない。同時購入しなかった場合のデメリットは最初のフライトが遅れて到着した場合、次に乗るべきであったフライトを逃してしまってもどうにもならないこと。
通常であれば最初の便が遅れた場合は次のフライトも考慮してもらえるのです。
私が乗るフライトであれば、いい大人なのでどうにでも対処できます。
ですが今回は如何せん未成年、そしてお預かりしている子どもさんです。
悩んで結局アナカンという便利なサービスを利用するのは行きのときだけにし、帰国の際はサービスなし、羽田到着後は自力で国内線へ乗り換えるようにしてもらいました。
ドキドキですが、日本国内についたら日本語が使えます。未成年とはいえティーン。
自分の問題解決能力を発揮していただくお歳です。
そんなMYちゃんの出発は夏休み開始直後です。