大学生になったよ
大人の人は春が落ち着くと英会話を始めようと思う傾向があるようです。
そんなある日T子さんという方がやって来られました。
話を聞くと、K君という生徒さんの叔母さんであると!
K君のこと、ええ、覚えていますとも。
有名な進学高校へ通いながら、テニス部でも平日の練習の次に週末は試合。
毎日午前2時ぐらいまでは勉強が当たり前、というような生活をしていたようです。
なんだって英会話を?と思ったこともありました。
How are you?と尋ねると I'm tired.が常套句。
「ねぇ、K君、人生たのしい?」と思わず聞いたこともありました。
そうしたら「センセー そりゃ 聞いたらだめじゃろ」と苦笑いされたものです。
男前で余計なことは言わず、愚痴らしいことは言わない好青年の記憶があります。
そんな彼からメールが届きました。
This is my first e-mail to youというタイトルです。
叔母であるT子さんがK君に連絡をとってくれたみたいでした。
"I was a student there about 2 years ago, you remembered my dream and my name."
それが嬉しかったからメールを送ってくれることにしたそうです。
当時の彼の語ってくれていた夢は国際弁護士。
今は少し方向性を変えた将来像を持っていることがメールからうかがえます。
そのメールはすべて英語。これまた上手い!
関西の有名どころの大学生になったとはいえ、大人顔負けの英語メールです。
最後はきちんとrespectfully yoursと〆られています。
K君、きみの将来が楽しみだよ。
だから今度英語でメールを送ってくれるときはね
Ms. Ayumiでなく、Ayumi-sanぐらいでいいよ。
気持ちはおおいにわかるからね。